一般的な矯正とは異なり、成長期だからこそ行うことができる矯正治療となります。
そのため、歯並びと言うよりは顎(あご)の矯正と理解してください。
あごの前後の移動や拡大(大きくする)によって、歯が正しく並ぶスペースを確保し、悪い歯並びを無くしていくという考え方です。
時期としましては、幼稚園児から小学生の高学年になる前までの期間が目安になります。
5歳ぐらいから相談をして、開始時期は6〜7歳頃になります。
8歳を過ぎますと出来なくなる矯正もあります。
矯正装置は、マウスピースのような器具などを使います。
期間や費用は、症状によって変わります。
費用(拡大床):275,000円(税込)~
受け口
開始時期:前歯の乳歯が抜けて、大人の歯が生えてきたら
矯正期間:2、3ヶ月〜1年ぐらい
矯正装置:ムーシルドなど
出っ歯(実際は、顎が後ろに成長したために、出っ歯に見える場合)
開始時期:6歳臼歯が生えそろった時
矯正期間:3、4ヶ月〜1年ぐらい
矯正装置:バイオネーターなど
出っ歯(上顎の前歯のみが倒れている場合)
開始時期:気になった時。指しゃぶりなどの習慣がある場合、それを辞めてから。
矯正期間:半年〜2年
矯正装置:マルチブラケットなど
歯並びが悪い(あごが小さい)
開始時期:幼稚園年長から小学校低学年で前歯の歯並びが悪くなるとわかった時
1)乳歯の時点で、すでに歯並びが悪い
2)前歯の生え変わりのときに、“すきっ歯”になっていない。
3)大人の前歯4本がきれいに並んでいない
矯正期間:1、2年〜
矯正装置:拡大床など
顎が小さい、前歯が出ている
開始時期:上記と同じ
矯正期間:1、2年〜
矯正装置:バイオネーターから拡大床へ移行、など